山本良一日本エシカル推進協議会栄誉会長より、「ドーナツ経済に倫理的境界を入れる提案」を寄稿頂きました。
近年、気候変動など惑星的境界の内側にサステナブルな社会が満たすべき最低限の社会的境界を設定し、この両境界の２つの円に挟まれたドーナツ状の空間が人類にとって安全で公正な活動空間と考える「ドーナツ経済」が注目されている。本稿は「個人の見解で、査読されていない」（山本氏）が、富裕層の過剰消費を効果的に抑制し世界の消費を惑星的境界内に収めるため、ドーナツの内側に倫理的境界を入れ、エシカル・ラベル付き製品の普及や公共調達の推進などにより、そのしきい値を集団で超える（倫理的転換点を超える）ことを提案している（文章の表記は原文通り）。
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